青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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Zambiaから帰ってきて。

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今回ザンビアに行って思ったこと。
ボランティアってなんだろう、国際協力ってなんなんだろうってもう一度考えさせられた。

そう思った最大の理由は、ザンビアがすごく発展していたから。
発展していたと感じた、というほうが正しいのかも知れない。

ウガンダにきて10か月たち、首都カンパラでは日本から輸入したランクル(中古だとは思うけどキレイ)に乗っているウガンダ人、
夜遅くまでクラブで踊ってるウガンダ人、高い携帯電話を持っているウガンダ人をたくさん見た。
同時に首都では道路の真ん中で物乞いをしている子供もたくさん見た。
そして自分の任地では、お金はないとは言っているけど幸せに暮らしている人、家は決して立派とは言えないけど携帯はすごいかっこいい高そうなのを持っている同僚、
夜パブでビールを10本も20本も飲んでいる人をたくさん知っている。

確かに協力隊は最貧困地域には派遣されていない。
比較的安全で比較的発展している地域に派遣されているから、本当の貧困を目にすることが少ない。
だから、ウガンダに来る前に想像していたアフリカとは違ったアフリカが見えるんだと思う。

ウガンダ人の友達の一人はこういった。
「ウガンダはお金はある。ただ使い方下手なだけ。」
確かに私も感じることがよくある。問題はお金ではない。
病院で働いていても、問題なのはスタッフの働く意識、意欲が足りないことだと思うことが多々ある。
薬局に関して言えば、朝早く来ればもっと仕事がはかどる、もっと在庫の数字に敏感になれば在庫切れだって避けれるなどなど。
私がいなくたって、この病院は動いていくし、患者さんも救われるんだろう。

同僚の一人はこういった。
「給料がもっと上がれば自分たちはもっと働く」
確かにその通りかもしれない。問題はお金なのかもしれない。
ボランティアという名のもとウガンダに来たけど、実際は同僚の2倍も生活費をもらっていてお金に困ることは全くない。
同僚や、病院スタッフがもっと一生懸命働けばこの病院は変わると思ってはいるけど、
給料が少ないことが働く意欲を減退させているならば、私がもらっている生活費を同僚の給料としてあげれば
私の存在なんか必要ないんじゃないだろうか。
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そんなことを考えていた時にちょうどザンビアに行くことができて、さらに疑問は深まった。
きっとザンビアがこんなに発展しているなら、ウガンダも10年先か20年先かはわからないけど、ザンビアと同じくらい発展すると思う。
ザンビアももちろん日本や他の先進国の援助を得たからこそ、発展できたのだと思う。
ウガンダももちろん日本や他の先進国の援助がないとやっていけないと思う。
でもその援助、ODAの莫大なお金は末端の、本当の貧困層にはなかなか届かない。
だからボランティア、草の根、NGOが必要なのだとは思うけど。
でも同僚の給料を上げてあげることは私にはできない。
物乞いの子供に今日生き延びるために500シリングはあげることができても、その子を学校に行かせてあげることはできない。

ボランティアってなんなんだろう。国際協力ってなんなんだろう。


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# by yuki_nov14 | 2009-04-18 23:52 | Life

Zambia旅行記3

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リビングストーン。そこはまた、パラダイスのような街だった。
世界中から観光客が集まる街、白人観光客もいれば黒人観光客もいる。
みんなお金持ちなんだなぁ。という私もその一部に入るのかもしれない。

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とにかく、今回ザンビアに、リビングストーンに来た目的は、そう、
ルナレインボー!
1年のうち4月、5月、6月の満月の夜にだけ月明かりで虹が見えるという。
雨期が終わった直後でビクトリアフォールズの水量が多い時しか見れないそう。
なんて幻想的な自然現象なんだろう。



そして昼間のビクトリアフォールズもすごかった。
ものすごい水量が滝壺に落ちて、その跳ね返った水のせいであたり一面大雨。
これを雨と呼ぶのかどうかは分かんないけどとにかく日本の台風よりももっとすごい雨。
雨がすごすぎて、滝が見えないくらい。すごかった。
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いつもウガンダ人に聞かれる、「ユキはキリスト教じゃないんだろ、じゃあ何を信じてるんだ、誰がこの大地を創ったんだ」と。
そんなときいつも「この世界は自然にできたんだよ」と答えて、ウガンダ人はびっくり仰天してる。
でも、この滝をみて、滝の地形を上空からも見て、この水量と、そして満月の夜だけ見える虹を見て、
ウガンダ人の言う通り、この台地は神が創造したのかもしれない、そう思わせる神秘的な光景を見ることができた。

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# by yuki_nov14 | 2009-04-18 23:38 | Leisure

Zambia旅行記2

ザンビアに到着して一番驚いたこと。街がキレイ。

空港から首都ルサカ中心部へ向かう途中。ウガンダと全然違う。
何が違うって、道端にゴミが落ちてない。車もおんぼろの車なんてない。渋滞もない。クラクション鳴らしまくりの荒い運転の車もいない。
一言で言うと、キレイ。そう感じた。

そして市内に入るとまた仰天。
でっかい複合型商業施設って言うんですか?要するに日本でいうイオン、ヨーカドーみたいなのが2か所もある。
すごい。そこのあのハンバーガーのSUBWAYある。
これがアフリカ?ウガンダと同じアフリカの国?本当に発展途上国?
ウガンダを発展途上国というならば、ザンビアは先進国になのではないのか。そう感じるほどいろんなものがあふれていた。
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1日目、2日目は同期でルサカ隊員の任地訪問。
任国外旅行で遊びに行ったわけじゃない、とここで少しだけアピール。
同期隊員の活動している様子を見るのもまたひとつ楽しみだったのです。

協力隊員ってホントいろいろ職種があって、コンピューター隊員としてエイズ関係の組織でエイズのGPSを作ってる人、
青少年活動隊員としてYMCAで若者たちと一緒にエイズ啓発活動をしている人、栄養士隊員でWFPで学校給食プロジェクトにかかわってる人、
エイズ対策隊員でエイズ支援団体の中で啓発活動をしているコミュニティと関わってる人。
それぞれの活動を少しだけ見て、みんな頑張ってるんだと元気をもらって、
そして同期隊員にお願いしていたザンビアの病院見学もしました。

その見学した病院、ザンビア国立のがんセンターで中の施設がものすごかった。
最新機械いっぱい、リニアックとかガンマ照射とかあって今自分が働いている病院と別世界。
SOPもちゃんと作ってある。すごい。うちの病院SOPて言葉を知ってる人がいるかどうか・・。
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ザンビアは南アの隣の国だから、情報や物も南アから入ってくるらしいのですが、
この病院を見ても、やはり先進国なのでは、と感じてしまった。
もちろん、このがんセンターがザンビアで唯一がん治療が出来る病院で、
案内してくれた薬剤師さんもまだまだ足りないことが多い、
日本みたいに各地域にがん拠点病院がおくようにしたい、と言っておられたし、
本当の先進国に比べればまだまだの部分が多いんだろう。

けど、ウガンダの田舎から出てきた私にとってはかなりのカルチャーショックを受けた。
ほんの数時間しか見学していないから、すべては見えていないのはわかってはいるけど、
でもアフリカの中でもこんなに違うのか、と考えさせられた。

病院だけじゃなく、ルサカの町並みを見ても同じことを思った。

アフリカに来る前に想像していたアフリカ。
モノがない、貧困、病院に薬がない、飢餓。
そんなことない。
アフリカで10か月近く過ごしてみて今感じていること。
アフリカにはモノはある、お金持ちの人だっていっぱいいる、病院に薬もある程度は揃ってる、食べ物だってある。
アフリカには、というと語弊があるかもしれません。もちろん貧困に苦しんでいる国はたくさんあると思う。
でも少なくとも、ウガンダでは、カプチョルワでは来る前に想像していたアフリカとはちがっていた。

そして今回、ザンビアにきてまたアフリカを見る目が変わった。ザンビアにはもっとなんでもある気がした。
そう、任国外旅行って、遊びに行っただけじゃなく、こういう価値観を養うことができるとてもいい機会だと思います。
そんなこんなで、リビングストーン、ビクトリアフォールズへつづく。
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# by yuki_nov14 | 2009-04-18 01:38 | Leisure

Zambia旅行記1

4月7日から13日まで任国外旅行でザンビアに行ってきました。
協力隊員には2年間の任期のうち20日間の任国外旅行が認められています。

要は休暇で海外旅行に行ってもいいよってことです。
税金を使ってボランティアできているのにすみませんという感じです。
あ、でも旅費はちゃんと自費で払っています。
この任国外旅行は公用パスポートを使っていくので、どこでも行けるわけじゃなく
パスポートに記載されている渡航先にしか行くことができません。
ウガンダから行ける国はイギリス、フランスなどヨーロッパと、アフリカではケニア、タンザニア、コンゴ(たぶん危ないから実際は行けないはず)、マラウイ、ルワンダ、タンザニアがあります。

で、今回はザンビアで活動している二本松訓練所時代の同期がビクトリアフォールズに旅行に行くというのでそのツアーに参加させてもらいました。
実はこれが私にとって初の海外一人旅。
と言っても、ウガンダのエンテベ空港からケニアのナイロビを経由してザンビアのルサカ空港に着けば
ザンビアの同期の友達が空港まで迎えに来てくれてるので大したことはないのですが、
でもやっぱりこういう一人の時に限って事件は起きるものです。

ウガンダを早朝5時の便で出発しナイロビについて乗換のため飛行機のチケットを取ろうとしたら、
「満席です」と。
「えっ!?????はっ??予約してるじゃん」と詰め寄ったけど、「満席」の一点張り。
たまらず英語で一応文句を言ってみるが意味ない。
「ルサカに17時につく便があるからそれに乗ってほしい」とのこと。
「いやいや、11時にルサカで友達に会う予定だから無理」ともう一度言うけどダメみたい。
「8時半のフライトだから8時20分まで搭乗口で待って、もしキャンセルがあったら乗れる」と言われ、
仕方なく従うも、「じゃあ預けたバッグパックは返して。もし乗れなかったら困るから」というと。
「それは無理」とのこと。

バッグパック預けるんじゃなかった~と後悔しまくったけど仕方ない、神頼みです。

で、8時20分になって空席があるので乗れることになりました!
よかった~と一安心したけど、バッグパックがすごく心配で心配で、係員に何度も何度も念押しして飛行機に乗りました。

が、しかし、
やはり、予想通り。

ルサカについてみるとバッグパックついてない…。
最初係員は「今どこにあるかわからない」というから、ルサカ空港の係員に詰め寄り文句を言いまくる。
でも調べてもらうとちゃんとナイロビにあるとのこと。
そして明日の便でルサカにつくとのこと。
これで一安心。

だったのですが、夜ザンビア隊の同期とご飯を食べてて、「Lost Laggageだったんだよぉ」と話していたら、
その同期の知り合いが他の国の空港でハードディスクを抜かれたことがあったとのこと。
やばいっ!バックパックの中にハードディスク入れてるし、その中は今まで撮りためた写真がいっぱい入ってるのに~!
やっぱりバックパック預けるんじゃなかった~とまた後悔したけど、仕方ない。運に任せるしかない。


次の日、空港にバッグパックを取りに行くと、確かに私のがある!
さっそく中確認。
あった~!ハードディスク。助かりました。

実はザンビア出発前日に念願のアフリカンヘアー(ブレード)にして、
JICAウガンダ事務所にパスポートを取りに行ったところ、
「あ~任国外の前にやっちゃったかぁ」と言われ、「えっ!!!???」と聞くと、
以前任国外直前に私と同じように髪型をアフリカンにした隊員が
任国外旅行中に家に泥棒に入られたことがあったそうで、まぁいやな予感はしてたんですけど。
でもあたしの場合は何もなくなってないので救われました。

そんな感じで幕を開けたザンビア任国外旅行。つづく。

(ザンビア到着時。このときは髪の毛のせいでLost Laggageだとは知らず記念撮影)
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# by yuki_nov14 | 2009-04-18 00:35 | Leisure

Annual leaveと人手不足

ここウガンダでは、公務員の人は1年に1回1か月間マルマル有給休暇がとれる制度、Annual leaveがあります。
このAnnual leaveなかなかのくせ者です。

というのも去年8月に病院に配属されて以来、毎月のようにスタッフがAnnual leaveで1人欠けるんです。
今薬局のスタッフは5人で、あたしを入れると6人。
うちの薬局長は忙しいからって人を増やしたいと言っていますが、あたしは5人で十分と思ってます。
確かにうちの病院は忙しいのですが、もしこの5人がフルに働ければ薬局は、きっと、余裕です。

きっと、と書いたのは実は今までに一回もこの5人がフルに働いたことがないから。

というのも5人のうち1人は、サボりの常習犯で月に5、6回しか来ない本当にどうしようもない人なんです。
それがかれこれ5年以上続いてるらしい。
あたしは「そんな人クビにすればいい。日本だったらクビ当たり前だよ」と言ったら、
薬局長は「クビにはできない、クビにしたら彼と彼の家族はのたれ死ぬだけだ」と言います。
まぁ、確かにそのとおり。でもこの人が毎日ちゃんと来てくれたらどんなに助かるだろうかと思ってやみません。今、彼の人事については薬局長の権限を超えて病院長と事務局長にゆだねられているので、処分なり改善策なりを待つのみです。

というわけで、実際に期待できる人数は4人プラス私ということになります。
そして9月、11月、12月と1人ずつAnnual leaveに入っていたので、その時は3人プラス私。
たまに病欠とか家の用事で休む人がいたら2人プラス私。
病院内の会議に薬局長と私が出席してしまったら…薬局に残るのは1人。

実際私も病院全体のNurseの会議があったときに朝から夕方まで一人でひたすら調剤というのを経験したことがあります。

だからAnnual leaveはくせ者なんです。

そして実はこの3月は私のカウンターパートであり、薬局長でもあるShabanがAnnual leaveに入っています。
今までずっと、何か提案するときはShabanに言ってきたし、病棟を巡回して医薬品管理状況をチェックするのもShabanと一緒にやってきたし、会議もいつもShabanと一緒に出てたし、とにかく彼を頼りにやってきました。
その彼がAnnual leave、最初は「ま、Shabanいなくても頑張らないとね」と思ってたけど、
実際彼がいないと、自分の仕事が全く進まないことに気付きました。

これまでは「こうしたらいいんじゃないか」「ここが問題だと思う」という意見をShabanにぶつけてきて、
そしてShabanが薬局スタッフに伝達して、いろいろシステムを変えてきたので、
Shaban抜きでいろいろ変えるのはどうかな、って思う点もあれば、
いやいや他の薬局のスタッフにも意識向上してもらうために問題提起したほうがいいのでは、ともう点もあり、
どうやってこの3月を乗り切ろうかと考えていたら…
気づいたらもう3月は終わろうとしています。結局何もできていない。

やっぱり彼抜きでは重要なことは決定できないなぁと、4月になるのを待つことにしました。
実際、病院としもARVの発注のことやらShabanが書記を務めている月1回開催予定のMTC(Medicine&therapuetic Committee) meetigも開催されなかったし、彼がいないと困ってます。

この際Annual leaveなんて制度やめてしまえばいいのに、と思って前Shabanに言ったことがあります。
「日本で1ヶ月も休むなんて考えられない!Annual leave長すぎだよ。なくしていいんじゃない」と。
すると、Shabanは
「Annual leaveは公務員の権利。普段一緒に過ごすことのできない家族を一緒に過ごして、家の用事をするために絶対必要。」とのこと。

確かに、家族と一緒に過ごすっていうお休み、日本人感覚ではない発想かもなぁ。
でもでも、病棟でも、Annual leave1人、Maternity leave2人という1ヶ月に3人もいなくなるという非常事態が発生してるんです。
薬局に薬に取りに来ないから「何で!?」って聞いたら、「スタッフ不足」とのこと。
結局患者さんへの治療が遅れてる。

やっぱりAnnual leaveはくせ者だと思う。
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# by yuki_nov14 | 2009-03-31 01:03 | Work