青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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お金ではない何か。

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こんな贅沢していいんだろうか。

と、たまに罪悪感を感じることがある。


私はここにボランティアとして来ているけども、実際は生活費として同僚の給料の2倍以上のお金をもらっている。


そしてそのお金で贅沢な暮しをしている、と自分で思っている。
とはいっても、任地にいるときは全然贅沢なんかしていないと、自分では思ってる。
任地にいるときは、任地の人と同じようにローカルマーケットで100シル、200シルで野菜を買い、
任地の人と同じようにローカルレストランで1500シルのランチを食べ、夜たまに1700シルのビールを飲んだりする。
ちなみに最近のレートで1ドル=2200シルくらい。

だから任地にいるときはそんなにお金を使うことはない。

問題は首都カンパラに上がったとき。
毎回のように中華料理レストランで20000シル使い、こないだなんて一目ぼれで78000シルのカバンを買って、
無線LANができるレストランで10000シルのランチを食べながらおしゃれにカプチーノ飲んだり。

そして今回首都に上がった時は、企画調整員の方の送別会でカンパラ一高級といわれるセレナホテルで豪華ディナー。
一人100,000シル使った。

確かに日本円に換算すると安いかもしれないけど、任地の人の生活を考えるとカンパラではものすごく贅沢をしてしまっている。
そういう時、おいしいご飯を食べながらも、おいしいカプチーノを飲みながらも、
任地の人に申し訳ない気持ちになる。

ボランティアと言っときながら、超金持ち級の生活。
ある友達は言ってた。
カンパラにきて贅沢するのは普段任地で現地人と同じような生活をしてて疲れてるかも知れないのをリフレッシュするのにいいと思うって。
ある協力隊仲間は言ってた。
私たちのもらってる現地生活費は、任地で暮すためのお金ではなくて、カンパラで贅沢をするためのお金だって。

どちらも正しいと思うし、この現地生活費は日本国民の税金の中から出てるわけで大切にしないといけないのは当たり前だし、
こんなにいっぱい必要ないからと言っていくらまで減らしてくださいとも言えない。
同僚は私の2分の1のお金しかもらってないとしても、カンパラの大きな会社で働いている人たちや
うちの病院のアドミニストレーターとか看護部長は私と同じくらいのお金を給料としてもらっていると思う。
だからこの現地生活費が多すぎるのか妥当なのかよくわからなくなる時もある。

けど、やっぱりボランティアというならばこんな贅沢はしてはいけないのかもという気持ちはある。

以前のブログにも書いたと思うが、カウンターパートが言った言葉が忘れらなれない。
「自分たちは給料が安いから働く意欲がなくなっている。もし給料が上がれば働く」と。
だからと言って、自分の生活費を同僚の給料としてあげることはできない。
個人的にある特定の人にお金をあげても何も変わらないから。
ある友達は言ってた。
ボランティアっというのは一時的なお金ではなく、途上国が自立してやっていけるように技術面は人材面で助けることだと。

だから今思っていることは、もっと現地の人に貢献しないといけないということ。
お金ではなく自分にできることがきっとあるはず。

(写真:カンパラ一高級ホテルからの夜景)
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# by yuki_nov14 | 2009-05-12 00:52 | Life

こんな事件も起こる。

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ある朝病院に行くと、なにやらOPDのInjection Roomで事件があったようだ。

薬局のスタッフに「Injection Roomの注射を入れてる台車がMad boyにひっくり返されたから、薬のオーダーするのに証拠として見てほしい」と言われた。

一回目聞いた時は何のことやらさっぱりわからず、「えっ?」って聞き返す。

どうやら、精神科にかかってる患者さんが夜間にInjection Roomに入って、可動式の注射用台車を持ち出して、病院敷地内にほおり投げたらしいい。

そりゃたいへん、と見に行く。

見事に中はぐちゃぐちゃ、割れたアンプルやらバイアルやら損失大。

以前から病院の安全管理が問題になっていて、夜警備員が寝てたり、鍵が壊れっぱなしになってる部屋がいくつもあったり。
このInjection Roomも鍵が壊れてる部屋の一つ。
じゃあ早急に鍵を!って日本だったらすぐ解決するけど、どうやら今年度の予算では鍵はつけれないらしい。
2009年7月から始まる来年度予算では必ず鍵がつくらしい。

でも、こんな事件も普通に起きてしまうアフリカ、ウガンダ。

問題はほんといろいろある。

そして、昨日。
先週諸事情で中途半端に終わったメインストアのインスペクションをやる予定だったけど、
当のストアマンが首都カンパラにいるからできないことに。
このインスペクション、かれこれ私がザンビアに任国外旅行に行く前、そう、3月末からずっと延期延期でいまでに実行できていない。

で、昨日の理由は、薬を買いに行ったら車がカンパラで壊れて今ガレージで足止めを食らってるとのこと。

もう笑うしかない。

アドミニも 「Yuki, This is Africa.」と。

この"This is Africa." 毎回言い訳に使われてて、最初はそんなの言い訳にしないで!と思ってたけど、
1年近くたった今では納得。 

これがアフリカ。日本にいると想像できない事件がいっぱい起こります。
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# by yuki_nov14 | 2009-05-08 01:29

責任能力か民族性か。

ある協力隊仲間からのメールにあった言葉。

『ある人の話で、途上国と先進国の差を何で計る?って話があって、彼が言ってたのは、「個人の責任能力の有無」。
それを全部に照らし合わせてみるとよく理解できる。』

前回書いた電気の一件も、エレクトリシャンの責任能力のなさから来てるのかも知れない。

そして病院でも上の言葉が当てはまることが起こっている。

今やっているストックカードの普及。
私がいつもうるさく「ストックカード書いてないじゃん、ちゃんと書いて」と薬を薬局に取りにきた病棟スタッフに言いまくっているので、
「ストックカードを書く」という行為は行われるようになっている。

しかし問題は、必ずしも正しいことを書いてるわけではないということ。
在庫がゼロで記載されているからストック補充のために薬を払いだすけど、実は病棟にまだ残ってる。
ストックカードは一度間違えた情報を書くと、どんどん後に影響するから毎日正しい情報を書いてほしいんだけどなかなか浸透しない。
つまり一人が間違えると次に影響が及ぶ。

今までに看護部長と事務局長と一緒に病棟を回ってそれぞれの病棟の責任者と一緒にミーティングもしたのに、あまり効果ないような気がする。
むしろ、ストックカードを書いて、というとウソの情報を記録しているので、以前の書いてなかったときよりも悪くなっているともいえる気がする。

現在当院では病棟ストック薬をかなり少なめにしていて、ストック薬じゃない薬品は患者カルテごとの払出をしている。
そうなると、スタッフが不足しているために薬局にカルテを持ってくるのが遅れて、結局は患者への投与が遅れる、
夜間と、土日は薬局は閉めているので薬を買うことができない患者は翌日の朝または月曜日まで薬を待つだけの状態になってしまっている。

でも今までに見学した病院では、病棟でたくさんの種類の薬を管理して、しっかり在庫管理していた。
うちの病院でもそれを導入したい、とカウンターパートに相談すると、
「スタッフがmisuseするからダメだ」と。
「それを防ぐにはストックカードが一番いい」と。
だから必死にストックカードを普及しようとしているのです。

ここまでうまくいかない原因は何なんだろう。
一人に注意しても病棟内で共有してくれない、病棟の責任者とミーティングをしてもそれが病棟内で共有されていない。
だから、ある人に注意しても「I don't know. I just came to work. I'm on evening duty.」というセリフでいつもかわされる。

これが日本だったら、きっと病棟に持ち帰ってみんなで問題を共有して改善策を考えると思う。
これが日本人だったら、自分が準夜勤でそれが日勤の人の犯した間違えでも一応謝って、そして次の日に日勤の人に伝えると思う。
日本人感覚で考えすぎなんだろうか?
でもストックカードをきちんと書くという行為は、完璧個人の責任感にかかっていると思う。
現に、薬局内のスタッフはきちんとやっている。一回教えただけできちんとできている。

友達の言うようにやっぱり「責任能力」の差があるんだろうか?
それとも日本人の民族性が几帳面だからなんだろうか?
いや、きっとウガンダでも薬品管理がきちんとできている病院はたくさんあるはず。

ストックカードをきちんと記入して薬をきちんと管理する

現在のストック薬の薬品数を増やすことができる

患者さんが救われる

この構造を説明して宣伝して、納得して、行動に移してもらえるように、まだまだ頑張らなければいけないようです。
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# by yuki_nov14 | 2009-04-30 01:30 | Work

問題は電気じゃない。

最近家の電気が止まっています。
原因がわからないまま突然止まりました。

最近停電が多いので最初は「また停電かぁ」と思ってた程度だったけど、
病院に行ったら電気が来てて、仕事終わって家に帰ると周りの家はちゃんと電気ついてます。
「あれ、うちだけ電気来てない」
ま、いっか。といつもどおりキャンドルとパラフィンランプで夜を過ごす。
最近は寒さにもすっかり慣れお湯じゃなくても水浴びで余裕になっていたので。
確かそれが水曜日の夜。

そして次の日病院のアドミニに「うちだけ電気着てないからエレクトリシャンを呼んで」と頼む。
その日は一日中忙しくて夕方仕事終わるときに気づいたら
「そういえばエレクトリシャンに会ってない!」と思いだして、
急いでアドミニのところへ!

アドミニ「おぉぉぉぉ。忙しくて電話するの忘れてた。」と。
すぐにエレクトリシャンに電話するも、彼は違う県にいるとのこと。
そしたらすぐに代わりの人に電話してくれて、「1時間以内に来る」と。

そして家で待ってたら、
やっぱり来なかった。これ木曜日。

次の日の朝アドミニのところに言いつけに「彼来なかったよ。」
アドミニはすぐに電話してくれて、彼は来た。
「昨日アドミニに電話もらってきたんだけど、もう暗かったから」と言い訳を。
あたしは家で待ってたから来なかったこと知ってるよ、と内心文句。

でもまぁこんなことこの10か月で慣れっこで1回目で文句は言わない。

そして原因を見てもらうと彼曰く、「ブレーカーが悪い。いいやつに変えたらOK。」とのこと。
「じゃいつ変えてくれるの?」
「今からムバレに行くから明日の午後に変えるよ」
「明日あたしはいないけど。」
「大丈夫、近所の病院スタッフを呼んでやるから」
これ金曜日のやりとり。

そして土日を首都カンパラで過ごし、昨日帰ってきたら
やっぱり。思ったとおり。
工事してない。また近所は煌煌としてるのにうちだけ真っ暗。
まぁいい。
とはおもったけど、仕事で作りたい資料が山ほどたまってて水曜日からずっとパソコン作業で来てないのはちょっとつらい。

で、今日月曜日。
朝、例のエレクトリシャンに電話すると「今ムバレにいるから、今日の夕方帰るから」と。
さすがに2回も約束をすっぽかしてムカついたので
「約束したの覚えてないの?あなたのせいで電気がなく困ってる」と文句を言うと。
「許してくれ」と。
「じゃあ何時に来るの?」ともういちど約束を取り付けると「17時に」と。

そして仕事終わって家にいてもやっぱり来ない。
電話すると「今ムバレから帰ってきてるところ」と。
「いやいや、17じに来るって約束したよね。今夜もまたあなたのせいで電気がないんだけど」と責めると
「早く着いたら家に行くから。」と。
その時点でもう18時半で、19時には日が沈むから作業は無理に決まってる。
「早く着くって、早くつくとは思えないけど。もういいから明日朝早く来て」というと
「わかった。明日7時半には行く。」と彼が言った。

この一件で言いたいことは、電気がないとかいう小さい問題ではない。
なぜ約束を守らないのかという、信頼関係の問題。
彼がどんな事情があってムバレに行かないといけなくて、工事がこうも遅れてしまったのかは知らないけど、
でも、自分が工事しないと私が電気がなくて困るということは明らかで。
そしてもうこれで3回も約束を破ってこなかったわけで。

いつもそう。約束しても守ってくれるウガンダ人は少ない。
「明日何時に迎えに来るからうちに遊びにおいで」と言われ、朝早く起きて準備していても来なかったこと何回もあり。「何時に会おう」と言われて時間通りに行っても結局自分が1時間くらい待つとか当たり前。
でもこれはプライベートだからいい。そんなこともう気にしない。

でもでも、仕事でも約束を守ってくれないのは本当にイライラする。
今回の件も相手はディストリクトの電気士で、私はブレーカーの分のお金プラス工賃をすでに渡している。
仕事として依頼してるのに、約束を破られたことに私は腹を立ててしまっている。
責任感というものに欠ける気がする。

ウガンダにきてもう10か月過ぎ、「これがウガンダだ」と割り切れることもありますが、
でも、もっと自分の仕事に責任感を持ってみんなが働けば、病院の問題も解決できることがたくさんあるのにといつも感じています。
そう、問題は電気なんかじゃなく、責任感なのかもしれません。
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# by yuki_nov14 | 2009-04-28 02:52 | Life
ザンビア任国外から帰ってきて、通常通り活動に戻ったわけですが、
どうも調子が出ません。
というのもタイミングを逃したから。

前から話にいは聞いていたし、自分でも実感があったんだけど、
ウガンダ人はタイミングを逃したら一気に勢いを失うような気がする。

というのも、ザンビアに行く前3月にやっていた活動がまだひと段落ついてなくて、それを継続してやろうとしたら、案の定、私が不在時は何一つ進んでいなかった。
具体的にやっていた内容というのは、インスペクション。
こっちではSupport Supervisionと呼んでます。

私が赴任してから、「病院全体の医薬品管理をきちんとしよう!」ストックカードを導入し(今までなかったことが実はおかしいのだけれども)、導入したはいいけどストックカードをごまかして書いたり途中で書くのやめたりして意味ないことになっていたので、各病棟を査察することにしました。
その査察を2月、3月の間やっていて、残すはメインストアとデンタルユニットのみ!というところまで来ていたのに、4月も終わろうとしている今日までまだ終えていない(涙)

たぶん、今回ザンビア旅行で1週間休んだせいでタイミングを逃したようだ。
一度タイミングを失うと、ウガンダ人をまたやる気にさせるのは難しい。

でも何度もカウンターパートに話をして、来週メインストアに査察に行くことに決定した。
メインストアが終わっても終わりじゃない。
それが終わると、Inspection teamのメンバーでレポートを作って、各病棟に報告して、
その報告をもとにまた各病棟のIn charge(責任者)を集めて、改善策を練って、
そして次は医薬品だけじゃなく医療材料(注射器とか点滴ルートとかガーゼとかいろいろ)の査察もやることになっている。

やることはいっぱい山積みなのに、いつもタイミングをつかむのに苦労してなかなか進まないことが多い。
私がいなくてもできたはずだけど、私がつつかないと進まないことが多い気がする。

なぜだろう?

カウンターパートもやること山積みだってことはわかってて、早くメインストアに行かないといけない、メインストアに行かないと次の過程に進めないことはわかってるのに、でも行動に移らないんだなぁ。

今回のことだけじゃなくいろいろな問題を振り返ってみると、
ウガンダ人スタッフも問題だと知ってても、自分で動こうとしない。自分で進んで解決しようとしない気がする。

病棟のスタッフがいつも言う言葉「I was not day duty, that's why I don't know.」
この言葉が嫌いで、たとえ日勤じゃなかっとしても、
あなたの病棟でしょう?あなたの同僚がしたミスでしょう?と思ってしまう。
これ間違ってるって気づいてるんだったら同僚に注意したら?と言っても
「In charge has been leave for 1 week.」ってかわされる。
結局自分がやったことじゃないことはやらないらしい。

きっと実行力に欠けるんだと思う。
自分がやろう!とか自分が変えよう!って思ってる人、うちの病院にはいないかな。
会議ではみんな「ここがいけない」というんだけど、でも改善された兆しがなく
毎回会議で同じ問題ばかり話題になってる。

前述のブログにも書いたけど、こんな状況でボランティアしてるのってなんでだろうって思うことがしばしば。
ここで活動するには、タイミングを逃さず、ウガンダ人をやる気させ、実行力を引き出すのがすごい大切だと、この9か月で学んだ。
そして自分の存在。
薬剤師としてではなく、日本人として「変革」の意識を根付かせることが仕事なのかもしれないと、思い始めた。
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# by yuki_nov14 | 2009-04-22 01:35 | Work