青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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Annual Party

先日病院のAnnual Partyがありました。
本当は毎年12月に開催されるそうですが、今年はDistrictからのお金の振り込みが遅れたために2月になってしまったとのこと。

Annual Partyってなにするの?って聞いたら、
各部署からこの1年頑張った人が選ばれてギフトが送られるとのこと。
日本ではそんなの経験したことなかったのでちょっと楽しみにして参加。

あたしはこの機会を利用して病院のみんなに日本のことをちょこっと知ってもらおうと、
おにぎりを少しだけ作って、あとは広島から持ってきた原爆の資料を持って行きました。
(おにぎりはあっという間になくなったけど、原爆の資料はあんまり人気なかった…)

本当は16時からだったんだけど、やっぱりアフリカンタイム。
みんなが集まってプログラムが始まったのは19時くらいでした。

病院スタッフはクリーナーからナースから、ドクターはもちろん、病院の敷地内にある売店の人、
そしてスタッフの家族(旦那さんや奥さんや子供たち)も参加してました。

ただみんなで楽しむだけだと思ってたけど、ドクターやディストリクトヘルスオフィサー(県の保健課長)やら
ディストリクトチェアマン(市長みたいなものかな)から、カプチョルワ病院の現状や将来についていろいろお話があって、
あたしにとっては、ドクター、ディストリクトが一生懸命カプチョルワ病院をよくしようと考えていることを知る機会になってよかったです。

偉い人たちのお話のあとは、頑張ったスタッフの表彰。
選ばれる基準は、朝ちゃんと来てる、仕事中頑張ってるなどの5つの評価基準があって、それをクリアした人が各部署から選ばれる。

いつも薬局を掃除してくれるクリーナーさんも選ばれてたし、患者のために自分の勤務当番じゃない時も働いるクリニカルオフィサーも選ばれたし、
選ばれた人たちを見ると、この半年間病院で働いてみた私の目から見ても納得がいく人選でした。
(表彰されるクリーナーさん)
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みんなギフトをもらってみんなから拍手をもらってうれしそう。
こういうシステムっていいですね。頑張った人が報われる。

表彰のあとはみんなでダンスパーティー!
普段はそんな姿を見せない病院のアドミニ(事務長)が踊ってる姿を見て、
スタッフが「今日は自分たちの日だ!」とはしゃいで踊ってる姿を見て、
うれしい気分になりました。
(ダンスを楽しむスタッフ)
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最近スタッフと意見が合わなかったり、ケンカしたりしてたけど、
それは日本人感覚で考えてしまってたせいだって最近ようやく気付いて、
今回のパーティーに参加して、またひとつアフリカの、ウガンダの、カプチョルワ病院の文化を知って、
もっとスタッフに受け入れられるようなやり方で頑張っていこうと思ったのでした。

(デジカメで写真を撮ると毎回子供たちは「見せて見せて」と言ってきます)

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# by yuki_nov14 | 2009-02-15 00:07 | Work

Allowanceと給料と働く意欲

allowance。報酬。
ウガンダで生活するのが初海外生活の私は諸外国でどのようになっているのか知らないのですが、
ここウガンダでは業務外の仕事をした場合はallowanceを得るのが当たり前。
病院にMinistry of Health主導で病院でAIDSのワークショップがあった場合出席者にallowanceが出る。
VCT Outreachに出かけた時もallowanceが出る。
病院内会議の時もalowanceが出る。病院内の場合はソーダとビスケットといったものでお金ではないのですが。
先日のCME Meetingの時ももちろんソーダが出た。
CMEのChairmanによるとソーダがないとスタッフは来ないとのこと。
つまりCMEを開くにはソーダのための予算が必要となる。そのお金がない=Districtから病院への運営資金の振り込みが遅れるとCMEが開けない。
そんなわけでうちの病院ではCMEの開催が滞っていたそうです。

今日カウンターパートと話す機会があったんですが、私が薬局のスタッフの働きぶりに納得がいってないことをいうと、
「給料が安いからしょうがない」と。
薬局のスタッフの働きぶりというのが、朝遅刻してくる、昼休憩を2時間くらいとる、仕事中いつの間にか消える、17時前仕事が終わりそうになると片付けをせずにフラーっと消える、etc。
カウンターパートによると、給料が上がればスタッフはまじめに働くとのこと。
はたして本当にそうなんでしょうか?疑問に思ってしまいます。

もし給料が上がってウガンダ人スタッフが朝も遅刻せずにきて、もっと患者のために働くなら、
私のもらっているボランティア生活費は、ウガンダ人の給料に当ててもいいくらいだと思ってしまいます。

スタッフの働きぶりに納得いってないというのは、要はスタッフがさぼっている間は私がそのスタッフに代わり働かないといけないからです。
確かにウガンダにボランティアで来たけど、ウガンダ人スタッフにできる仕事を私がする必要があるのか?私はマンパワーになる必要があるのか?ということに疑問を抱いています。
朝始業前に掃除をしているのは私。昼休憩を早く切り上げて待っている患者のために薬局をあけるのも私。仕事終了後、薬の入っている入れ物にふたを閉めるのも私。
これら本来ならウガンダ人によってされるべき仕事ではないかと、私は認識しています。
そして、ウガンダ人ではできない仕事、在庫管理システムの向上とか服薬指導のレベルの向上とかを私がやるべきなんだと。

この半年間で感じたことは、ウガンダでは患者のために働くという感覚はないのかもしれないということ。
給料をもらっているから働く。それだけなんでしょう。
ニュージーランドにワーキングホリデーに行っていた友達の意見も同じでした。外国人は給料をもらうために働いている、ただそれだけと。
日本で、患者のために働くという仕事感覚が染みついてしまった私には、ウガンダ人スタッフが患者を待たせてまでお茶しに行ったり、私用を済ませたりする行動がどうもしっくりきません。
郷に入れば郷に従え。ということなんでしょうか?

今まで見てきて、薬はある程度種類はある、要は使い方という風に感じているのですが、
使うスタッフの働き方にも問題はあるのかもしれません。
allowanceがあればよくなるかもしれない、給料が上がればよくなるかもしれない。
その視点で考えたら、まだまだウガンダは貧しい国なんだと思います。
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# by yuki_nov14 | 2009-02-06 01:38 | Work

ウガンダ3大主食

なかなかブログを更新する時間がないです。
というか時間はあるのですが書きたいことがまとまらなかったり、書きたいときに停電になったり(笑)

ウガンダにきて半年たってしまってすっかり慣れてしまって、
『これは日本に伝えなければ!!!』というネタが日常化してしまっています。
いけない、いけない。すっかりウガンダ人になりきってしまって。
このブログでは、日本人の視点でのアフリカをお伝えしたいと思ってるので。

今日は食べ物について。あ~食べ物のことで書きたいことはたくさんあるのでまずは第一弾。
ウガンダ3大主食の紹介です。
ウガンダの主食には、マトケ、ポショ、ライスの3種類があります。ほかにもあるのですがウガンダ人もだいたいこの3種類を食べてます。
主食という表現があっているのかどうかわかりませんが、日本で言うと米が主食って言う意味になると思います。

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まずはマトケ。(写真は調理中の様子)
これは要するにバナナなんですが、フルーツバナナ(黄色)とは違う食用バナナ(緑)です。
調理方法は緑の皮をむいて、バナナの皮でくるんで蒸す。
実は私、バナナ(フルーツバナナ)が苦手で日本でもほとんど食べていなかった。避けて通ってきた。
だからウガンダに来ることが決まったとき、みんなに聞かれました。「バナナが主食ってどうするの??」と。
でもいろいろネットで調べてみると、バナナというよりは甘さが抜けたさつまいもの味だということで大丈夫だろと思ってました。
で、実際食べてみたら確かに一口目は甘さが抜けたさつまいも。
しかしバナナ嫌いのあたしにとっては二口目、三口目と続けると何となくバナナの味が…。
というわけで、マトケはほとんど食べてません。


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次にポショ。(ウガンダ基本食ポショマメ=ポショ+豆の煮込み)
これはトウモロコシを乾燥させて粉状にしたものを、沸騰させたお湯の中に入れて煮立てたもの。
なんだか見た目は不思議なんですが、結構いけます。
マトケ嫌いなあたしはポショのほうが好きなんですが、他の隊員はマトケのほうが好きという人が多いです。
たぶんポショは味気ない、シンプルな味なんですね。
私はよく同僚の家でお昼にポショをごちそうになっているのですが、同僚いわく「ポショは体を強くする、ポショを食べてたら体調がいい」とのこと。
確かに腹もちいいです。そして太る気がします。他の隊員によるとポショはカロリーが高いとのこと。今後はポショを控えなければ…。


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そしてライス。(写真はライス+ミート:見よ、この米の量!)
日本にいる時からお米が大好きなあたしにとってライスは必須です。
実は最初首都のカンパラに滞在したときに食べたライスはあんまりおいしくなかったのです。
首都で食べた米はたとえて言うなら、日本で食べたタイ米のような感じでパサパサでにおいがあるお米でした。
が、しかし!任地カプチョルワに来てからというものお米が美味しい!!!
どうやら気候や土壌のせいのようですが、ウガンダ東部はお米がとても美味しいです。
日本米に似た粘り気があるお米を食べることができます。東部配属で本当に幸せです。
というわけで私は専ら米を食べてます。

任地のローカルレストランでご飯を食べるとき、私は「ライス&ミート」という注文をするのですが、
ウガンダ人の場合「マトケ&ライス&ミート」、「マトケ&ポショ&ライス&ミート」というように注文してて、私みたいにライスだけ注文する人はあまり見ません。
そう、やけに主食の分量が多いんです。ウガンダ人たまげるほど主食をいっぱい食います。だからウガンダ人の女性は太っている人が多いとかなんとか。
私が注文したライスも一人分でたぶん1合以上更にのっけられてきます。最初は全部食べきれなかったのに今は食べれてしまう(悲)

以上、第一段食べ物紹介、ウガンダ3大主食の紹介でした。
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# by yuki_nov14 | 2009-02-03 01:45 | Life

CME

ウガンダの病院ではCME Meeting=Contiuneous Medical Education Meetingなるものを週一回開催することがMinistry of Health(MoH:保健省)
により決められています。
最初CMEという概念を聞いた時は、とても素晴らしい!と思ったものです。
CMEのために予算を立てることが保健省から通達されているなんてなかなかいいシステムじゃない♪と。
しかし、それは実際にCME Meetingが実施されていればの話です。

私が病院に赴任して半年たちましたが、これまで一回もCME Meetingが開かれませんでした。
週一回が基本のCME Meeting、去年の当院での開催実績は2回だそうです(涙)
しかし他の隊員が活動する病院を見学させてもらったとき、その病院では毎週きちんとCME Meetingが開かれていました。
これまで半年間活動してみて、ある問題について私が問題提起、解決策提示しても、
スタッフ間で情報の共有ができていないため毎日毎日違うスタッフに一から注意する羽目になっていました。
具体的には病棟のストックカードの記載方法についてなんですが、
薬局に薬を取りに来る病棟スタッフに、いちいち書き方について教えていたのですが、一向に改善されない。
なぜだ?と考えたとき、情報の共有にはCMEが必須である!という結論に至りました。

そして先週念願のCME Meetingを開催しました。
内容はストックカードの記載について。

まず最初は病院のAdministratorから、いかにストックカードを管理することが大切か、というお話。
その中ですごく良かったと思ったのが、Administratorがスタッフに対して
「ウガンダはまだ貧しくて、病院で購入している薬は他国からの援助に頼っている。自分たちの税金では薬を買えていない。
だからその薬をきちんと管理しなければ援助を無駄にしていることになる。」という内容の話をしていたこと。

これは私が普段から感じていた問題点で、ウガンダは確かに途上国ですが実際に働いてみると想像以上に薬の種類は揃っている気がします。
もちろんそれでも量的に足りていない薬はたくさんあるし、日本のような最先端の新薬があるわけではなく、まだまだ足りない種類はたくさんありますが、
一応基本的な治療薬は揃っていると実感しています(もちろんそれはドナーの援助があってからこそですが)。
が、問題は使い方。
スタッフによる私的流用(病院の薬をコミュニティの薬局に売って儲ける、自分の家族に使うために家に持って帰るなど)があったり、
薬が病棟のStoreにあるのに在庫数を確認しないまま薬局にオーダーしてオーバーストックになり、その薬が期限切れになったり。。。
せっかくの他国からの援助も、使い方を適正にしないと無駄になってしまいます。

Administratorがそのことを言ってくれた、ウガンダ人の口からそのことについて言及があったことがなんだか嬉しかった。
どれだけのスタッフがそのことを理解してくれたかはわからないけど、とても大切なことだと思いました。

実際のストックカードの記載方法についての説明は、私と私のカウンターパートである薬局長のShabanと2人で行いました。
私の英語力不足から内容がどれだけ伝わったかはわかりませんが、しびれを切らした?Shabanが途中からほとんど全部しゃべってました(笑)
最初は反応が少なかったスタッフも最後のほうは質問してくれたり、意見を言ってくれたりと、いい感じだったと思います。
今後のストックカードの管理に期待です。

ストックカードがきちんと記載されれば、
第一に、スタッフによる私的流用がなくなるはず。
そして、各病棟の各薬の消費量が正確に把握できる
⇒薬局から各薬のストック量を決める(きちんと管理できるなら今より増やせるはず)
⇒現在毎日各病棟からストック薬の補充にきているが、週1~2回に減らせるはず⇒病棟スタッフの仕事が減り、患者ケアに集中できる
⇒薬局スタッフの仕事も減り、外来患者への服薬指導が充実されるはず
⇒何より病院全体の消費量から計算した適正な量の薬を調達できる

といった具合に、これが成功すればいいこと尽くしなはずなんです。
活動半年目、ちょっと活動らしいことができたような。
そして本来週一回のCME Meetingですが、いきなりは無理なのでまずは月例開催から目指して来月も開かれることを願ってやみません。
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# by yuki_nov14 | 2009-02-03 01:40 | Work

処方権

前にも書いたのですが、ここウガンダでは患者を診察する人にDrとClincal Officerrという2種類の人がいます。
DrはMedical Officer(MO)とよばれ日本と同じように6年制医学部を卒業したひと。
Clinical Officer(CO)は3年制の専門学校を卒業したひと。

COは申し訳ないけど診察能力に疑問が残る処方内容であることがしばしばです。
外来患者がきたら、大した検査も診察もせずまずはマラリア。
入院させる時もとりあえず抗マラリア薬処方。
小児に対する投与量も多すぎたり少なすぎたり。
処方箋書いて、一番最後に検査のオーダー書いているCOがいたり。
(それじゃその処方内容はどっから来てるんだ?って思いますが)
そんな感じです。
あ、でも中にはきちんと診察しているCOもちゃんといるのですが数少ないです。

うちの病院では入院患者は基本的にDrが診てるのですが、
Drの診察後に入院時に書いたCOの処方がまったく変えられていることもしばしば。
そしてDrが一人しかいないため、病院運営業務と兼務すると
入院患者の診察がどうしても週1回か2回になってしまいます。

そんなこんなで、病棟では看護師が処方していることもしばしば。
その看護師が書いた処方内容に間違い(妊婦に対する禁忌薬の処方や、投与量ミス)をみつけることもしばしば。
看護師の判断で患者を退院させて、再入院しているケースもしばしば。

正論を通せば看護師は医師の許可なく処方するべきではないのですが、
それを全く認めないと治療が遅れる患者が多くなる一方。
Drが一人しかいない状況はすぐには変えれないので、
どうにかCOの中から一人病棟を診る人を出してもらうようにお願いしていますが
ここはアフリカ、ウガンダ。そう簡単に人は動いてくれません。
来月からそのシステムを始めると約束してくれてはいるんですが
本当に始めてくれるかどうかはわかりません。

Drがいないから入院患者の診察が後手後手になる。
かといってCOは動かないし診察しても結局間違った診断を下す。
その結果患者の状態は悪化し、看護師が処方する。
でもその薬も時々間違ってる。
結局の原因は人手不足が問題なのかもしれません。
人手不足は今に始まったことではないし、すぐに解決できることでもない。
そんな中どうしたら患者さんに適切な医療を受けてもらえるか。
悩みどころ満載。そんな毎日です。
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# by yuki_nov14 | 2009-01-21 02:00 | Work