青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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2009年 05月 27日 ( 2 )

服薬指導

服薬指導って大切だなって思った出来事がありました。

先日、当院で処方された患者さんでペッサリー(膣錠)を内服薬と間違えて飲んでしまい、
病棟に入院した患者さんがいました。

原因は明らかに服薬指導不足。
こちらでは日本のように外用薬専用の薬袋などなく、内服薬と同じプラスチックパッケージに入れて投薬します。前から危ないなぁと思っていたのですが、ついに恐れていたことが起こってしまったのです。
でも薬局のスタッフは、私が赴任した当初からペッサリーの使い方については、丁寧に服薬指導していて
問題ないと感じていなのですが、なぜこの事件が起こってしまったのか?

考えられることは、いつも薬局は忙しくしてるのでいろんな部署のスタッフが薬局にヘルプに来てくれるのですが、その時薬局スタッフ以外のスタッフが投薬していたのではないかということです。

以前に薬局ミーティングで、薬局以外のスタッフが投薬するとき、処方箋と調剤された薬の内容をしっかり確認せずに違う薬を患者に渡している場合があるのでヘルプしてもらうのはやめるよう話し合ったのですが、
実際にほかの部署からヘルプにきた場合でも、薬局スタッフが誰も注意せず見逃していたのです。

そして今回の事件。

起こってしまったことは元に戻せないので、もう起こさないように改善しなければ。

ということで、最近他の部署からスタッフがヘルプに来ても断るようにしてます。
たぶんウガンダ人同士だと言いにくいところがあるようなので、なるべく私が言うようにして、
そして薬局長にも注意してもらうようにお願いして。


そんな中、うれしいことがありました。

ある薬局スタッフが患者が薬局の前で待っている待合時間を利用して、
自発的に外用薬の説明を行っていました。
現地語で説明していたので内容はあんまりわからなかったけれで、
今回のペッサリー事件をきっかけに、外用薬に焦点を当てて、
ペッサリーを内服しないように、ローションをシロップと間違って飲まないように
といった説明をしていました。

今いる薬局スタッフはEnrolled NurseとPhamacy Ordelyというどちらも薬局業務を専門で学んだスタッフではないのですが、でも服薬指導の重要性をすごく理解しているという証拠だと思います。

もっともっと服薬指導を充実させるべくスタッフと情報を共有したいと思ったのでした。

(服薬指導をするスタッフ)
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(真剣に聞いている患者さん)


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by yuki_nov14 | 2009-05-27 02:19 | Work

Meetingジレンマ

最近うまくいかないことが多いです。
何かと言うと、予定が予定通りに行かないこと。

前述のファーマコビジランスをどのように当院で進めていくべきかの話し合い、院長、看護部長の両方に出席してもらいたい大切な話し合いなので、双方の予定を合わせようと何度も何度もスケジューリングをしたけども、二人とも忙しくてできないまますでに1か月以上時たってしまった。

先日はディストリクト(県)レベルでMTC(Medicine and Therapuetic Comittee) Meetingが開かれるはずだったのに、結局Ministry of Healthからのファシリテーターが来なかったから結局ドタキャン。

毎週木曜日は薬局のWeely Meetingの日だけど、Weeklyとは名ばかりで、1月頃から提案して実際に開いた回数5、6回。

こうもう予定通りいかないとちょっとやる気を失いかけてしまいます。
まぁそんなの1年近くもたって慣れっこなんですが、でもやっぱり少し納得がいかない。

ファーマコビジランスも、MTC Meetingも、薬局Weekly Meetingも、ただの形だけの会議ではなく、
今ある問題を包括的に解決する一番いい場だと思うんです。

今ある問題は病院全体、いや、県全体のいろんな問題が合わさって生じているから。

1年近くここにいて思うことは、
みんな問題があることは十分わかっていて、でもそれを共有する場がないのが問題だと思っています。
そして問題を共有したとしても、そのミーティングがホントたまたま開かれたみたいな感じで、継続的ではないので、その場限りの問題提起で終わってることがすごい多い。

薬局Weekly Meetingはもともとは私が薬局のスタッフと医薬品情報を共有する場として提案したものだけど、
私の希望とは裏腹に、Meeting内で話し合われる議題はほとんどが遅刻と無断欠席をやめようっていうのばかり。
でも薬局Meetingを始めてから薬局のスタッフの働きぶりとか、問題意識とかが変わってきたと思っています。
朝の遅刻が減ったり、積極的に仕事をするようになったり。


だから継続的にMeetingをもって、問題を共有して解決策をみんなで探すことが
病院を変える一番いい効果ではないかと思ってます。


ただそれにはいろんな障害が。
まず、人手不足でMeetingをやろうとすると患者さんを診るスタッフがいなくなっちゃう。
そして、時間を守らないので、ずるずる開始時間が遅れ、みんな途中でお腹が減って集中力がなくなり早く終わりたがる。

もうすぐ1年たつけど、まだ目に見える成果はほとんどないけれど、継続こそ力なり。
根気よくMeetingを開くよう働きかけるっきゃない。
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by yuki_nov14 | 2009-05-27 01:14 | Work