青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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Qualification

資格。
ウガンダでは資格が非常に重視されると聞いていたのですが、今までこれと言って実感がわくシチュエーションはありませんでした。
確かに上の位の人には丁重に接するなど、ウガンダでも日本と同じように目上を大切にするという文化はあるようで、それは日本と変わらないなぁと感じていた程度です。
が、しかし、今回資格の重要さを知る一事件が起きました。

それはファーマコビジランスのワークショップでの出来事。
私は1か月間に院長からワークショップの招待状をもらっていて、5日間任地から1時間ちょっと離れたウガンダの中核都市ムバレでワークショップに参加することが決まっていました。
その時は、ファーマコビジランス、そんな言葉がウガンダにもあるのかと感心したくらいです。
だって、普通の薬局で処方箋なしで普通に抗生物質とか買えるし、
しかもその薬局、本来ならば薬剤師がいるはずだけど、普通にEnrolled Nurse(日本でいう準看)がやってるし。
それならまだしも、全然資格がない人がEnrolled NurseやNursing Officer(正看護師)の資格を名義借りして普通に薬売ってるし。
そんな状況のウガンダで、ファーマコビジランスなんて理念が通用するのか?と疑問に思ってました。

そのワークショップはNational Drug Authority(NDA)の主催でした。
NDAは日本で言うとたぶん厚生労働省医薬品食品局みたいなものだと思います。

私だけが参加しても何にもならないと、私がどうせあと1年3ヶ月しかウガンダにいない、パートタイマー薬剤師みたいなもんだから、
だから日ごろ一緒に働いているカウンターパートである薬局長を一緒に連れて行ったのです。

が、しかし、
NDAはうちの薬局長がワークショップに参加することを認めてくれませんでした。
なぜなら彼が「Enrolled Nurse」だから、だそう。
NDAいわく、このワークショップには院長、Medical Officer(医師)、Clinical Officer、Pharmacist、Phamacy technitian or Dispenserに参加してほしかったとのこと。
たとえ私のカウンターパートが薬局長として4年働いて、私の目から見てもしっかりやってる人でも、
彼がEnrolled Nurseの資格しか持っていないからという理由で、一蹴されてしまった。
仕方なくカウンターパートは1日目で帰ってしまった。

すごいショックだった。

だってカプチョルワにはPhamacy TechnitianもいなければDispenserもいなければ、ましてやPharmacistもいない。
私が唯一のPhamacist、でも外国人、しかもボランティア。
私が帰ったあと私のやったことを引き継いでくれるのは薬局長だから、だから彼にワークショップに参加してほしかったのに。

このときはじめて、ウガンダにおける資格の重要性を知ったのでした。
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by yuki_nov14 | 2009-03-27 00:34 | Work