青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

Health Festival

2月の出来事をもうひとつ。
2月28日にジンジャで「Health Festival」がありました。
主催はウガンダ青年海外協力隊(JOCV)。企画から運営まですべて協力隊員によっておこなれたのです。

私がウガンダに派遣される直前に、ウガンダで「日本祭」というのがあったそうです。
それは日本文化をウガンダに紹介する祭りだったそうで、空手とか茶道とか折り紙とかほんといろいろ。
協力隊って他職種の人が参加してるからころ、こういうことやるといろいろ引きだしが出てきて面白いんですね。

で、今回の「Health Festa」も私たちのような医療従事者から、そうでない人までが
たくさんの健康に関するブースを出して、これまたいろいろ引きだしがあったって思いました。

私が担当したブースは、HIV/AIDSブースとヘルスチェックブース。

HIV/AIDSブースでは、コンドーム風船とコンドームの付け方と水の交換ゲーム。
ちょっと準備不足でうまくいかなかったこともあったけど、まずまずだったかな。
コンドーム風船というのは、コンドームを空気入れでふくらませて「こんなに強いんです!だから安心して使って!」ということを実証する企画。
コンドームの付け方は、ウガンダ人の人はあまりコンドームを使う習慣がないそうなので、使用促進と使ってる人でも正しく使えるかどうかの確認。
水の交換ゲームっていうのは説明するのが難しいのですが、HIVウィルスの感染拡大を実感するゲーム。

ウガンダにきて常々思っているのが、やっぱりHIVには予防が大切。
ウガンダでのHIV感染率は6.5%といわれていて、政策により一時期に比べたら感染率は減少したといわれていますが、
でも実際は感染は確実に拡大しているのでは、と時間しています。
病院で働いていると、3歳や5歳の子供が肺炎や結核で入院してきて検査したら、ポジティブ。
ということはつまり、その間両親は感染に気付いていないわけで、もし婚外交渉していたら両親だけでなく他の人にも感染している可能性はあるわけで。
そう、婚外交渉も多い、というか普通に行われているように感じています。
ポジティブのお母さんから生まれる子供に感染しないようにするPMTCTというプログラムが積極的に行われていたり、
無料のHIV検査VCTが行われてはいるのですが、でもやっぱり私が感じているのが予防意識が低いかなぁと。

だから今回のコンドームの付け方実演は個人的に興味があったのです。
最初は恥ずかしがって断る人もいたけど、だんだん人が集まってくると、
「使ったことない」という人、「いつも使ってるけど正しいかどうか自信ない」という人から
「彼氏にいつもつけてあげてる」という人、「奥さんには使わないけど、それ以外では必ず使う」という人までいろいろ。
そして印象的だったのは、「私は結婚していて旦那と毎晩するから、コンドームひと箱頂戴」というおばさま。
さすがアフリカ…なのかな。ひと箱(=3個×48箱入り)をさし上げました。

やっぱり性交渉が絡むとちょっとセンシティブな話題にはなるわけですが、
でも積極的に参加して実演してくれた人が多くてうれしかったです。
このブースはウガンダ協力隊で作っている「エイズ分科会」が担当したので、
今後エイズ分科会でイベントをやるときのいい参考になったと思います。

一方ヘルスチェックブースでは、いわゆる身体測定をやりました。
普段病院で働いていると、すごく違和感を感じるのが、「ウガンダ人はバイタルをとらない」ということです。
私は実際バイタルをとるわけではないけど、他の医療職種隊員で、医師、臨床工学士がいるのですが、彼らも同様に違和感を感じていて。
ウガンダ人の医療従事者が正確にバイタルをとれないのでもちろん患者も知らない。
薬を投薬するときに困るのが、母親が子供の体重を知らない。外来に体重計がない。だから小児用量の調整はだいたい年齢か見た感じで行われています。
薬局に運ばれてくる入院カルテを見ていてもバイタルの記録は、よっぽど重症の患者やオペ後の患者のみ。体温の記録も最初のたった一回のみなど。
こういった医療職種隊員が現場で目にしている問題をきっかけに、
「ウガンダ人に身長、体重、血圧、脈を測ることの大切さを知ってもらおう」という意図で企画しました。
企画当初はそんなに人来ないかなぁと思ってたところ、ヘルスチェックブースに行列ができるほどの人気。
ウガンダ人の人も自分の体のバロメーターを知ることに興味を持っていると知ることができて、一同意外に感じていました。

そんな感じで業務外のヘルスフェスタでしたが、また今後の活動に参考になりそうな情報が得れたかなぁと思っています。
何より、医療職種隊員のみんながこのヘルスフェスタにそれぞれ病院のスタッフを呼んで一緒にイベントをしたことがよかったかなぁと思います。
ヘルスフェスタが自己満足で終わらなかったのでは?と自己満足しています。
[PR]
by yuki_nov14 | 2009-03-17 01:16 | Work