青年海外協力隊20-1ウガンダ薬剤師からのちょこっとウガンダ便り。


by yuki_nov14
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CME

ウガンダの病院ではCME Meeting=Contiuneous Medical Education Meetingなるものを週一回開催することがMinistry of Health(MoH:保健省)
により決められています。
最初CMEという概念を聞いた時は、とても素晴らしい!と思ったものです。
CMEのために予算を立てることが保健省から通達されているなんてなかなかいいシステムじゃない♪と。
しかし、それは実際にCME Meetingが実施されていればの話です。

私が病院に赴任して半年たちましたが、これまで一回もCME Meetingが開かれませんでした。
週一回が基本のCME Meeting、去年の当院での開催実績は2回だそうです(涙)
しかし他の隊員が活動する病院を見学させてもらったとき、その病院では毎週きちんとCME Meetingが開かれていました。
これまで半年間活動してみて、ある問題について私が問題提起、解決策提示しても、
スタッフ間で情報の共有ができていないため毎日毎日違うスタッフに一から注意する羽目になっていました。
具体的には病棟のストックカードの記載方法についてなんですが、
薬局に薬を取りに来る病棟スタッフに、いちいち書き方について教えていたのですが、一向に改善されない。
なぜだ?と考えたとき、情報の共有にはCMEが必須である!という結論に至りました。

そして先週念願のCME Meetingを開催しました。
内容はストックカードの記載について。

まず最初は病院のAdministratorから、いかにストックカードを管理することが大切か、というお話。
その中ですごく良かったと思ったのが、Administratorがスタッフに対して
「ウガンダはまだ貧しくて、病院で購入している薬は他国からの援助に頼っている。自分たちの税金では薬を買えていない。
だからその薬をきちんと管理しなければ援助を無駄にしていることになる。」という内容の話をしていたこと。

これは私が普段から感じていた問題点で、ウガンダは確かに途上国ですが実際に働いてみると想像以上に薬の種類は揃っている気がします。
もちろんそれでも量的に足りていない薬はたくさんあるし、日本のような最先端の新薬があるわけではなく、まだまだ足りない種類はたくさんありますが、
一応基本的な治療薬は揃っていると実感しています(もちろんそれはドナーの援助があってからこそですが)。
が、問題は使い方。
スタッフによる私的流用(病院の薬をコミュニティの薬局に売って儲ける、自分の家族に使うために家に持って帰るなど)があったり、
薬が病棟のStoreにあるのに在庫数を確認しないまま薬局にオーダーしてオーバーストックになり、その薬が期限切れになったり。。。
せっかくの他国からの援助も、使い方を適正にしないと無駄になってしまいます。

Administratorがそのことを言ってくれた、ウガンダ人の口からそのことについて言及があったことがなんだか嬉しかった。
どれだけのスタッフがそのことを理解してくれたかはわからないけど、とても大切なことだと思いました。

実際のストックカードの記載方法についての説明は、私と私のカウンターパートである薬局長のShabanと2人で行いました。
私の英語力不足から内容がどれだけ伝わったかはわかりませんが、しびれを切らした?Shabanが途中からほとんど全部しゃべってました(笑)
最初は反応が少なかったスタッフも最後のほうは質問してくれたり、意見を言ってくれたりと、いい感じだったと思います。
今後のストックカードの管理に期待です。

ストックカードがきちんと記載されれば、
第一に、スタッフによる私的流用がなくなるはず。
そして、各病棟の各薬の消費量が正確に把握できる
⇒薬局から各薬のストック量を決める(きちんと管理できるなら今より増やせるはず)
⇒現在毎日各病棟からストック薬の補充にきているが、週1~2回に減らせるはず⇒病棟スタッフの仕事が減り、患者ケアに集中できる
⇒薬局スタッフの仕事も減り、外来患者への服薬指導が充実されるはず
⇒何より病院全体の消費量から計算した適正な量の薬を調達できる

といった具合に、これが成功すればいいこと尽くしなはずなんです。
活動半年目、ちょっと活動らしいことができたような。
そして本来週一回のCME Meetingですが、いきなりは無理なのでまずは月例開催から目指して来月も開かれることを願ってやみません。
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by yuki_nov14 | 2009-02-03 01:40 | Work